第12回UDACセミナー
共催:未踏スケールデータアナリティクスセンター
数理・データサイエンス・AI 教育強化拠点コンソーシアム 東北ブロック
京都大学・特定教授 瀧川 一学 先生をお招きして、セミナーを開催いたします。
参加希望の方は、以下の開催場所にお越しください.
日時:2024年12月23日(月)14:30~16:30
講演題目:機械学習・機械発見から見る化学
開催形式:ハイブリッド(現地+ツイキャス配信)
配信URL:https://twitcasting.tv/yamadavaio
現地場所:東北大学 レジリエント社会構築イノベーションセンター大会議室(306)
http://promo-innov.tohoku.ac.jp/incrs/access.html
対象者:データ科学に興味のある学内外の研究者、学生、企業技術者の方々
講演概要
機械学習が画像・音声・言語などで商業的成功を収めるほど確立した現在、次なる大きなフロンティアとして多大な関心を集めているのが「自然科学」である。AI for Science(AI4S)やSciMLというアンブレラタームのもと、関連研究が主要機械学習会議で一定比率を占め、大手ビッグテックも専門研究所・部門を設立し大きな投資をしている。我が国でも政府が2024年4月にAI for Scienceの日米連携の枠組みを創設したことは記憶に新しい。「化学」は、依然として専門家の直感に頼る経験科学の側面が大きく、 データ科学や計算科学の活用による合理化や革新が最も期待される分野の一つである。
本講演では、こうした化学分野における一見新たな課題や動向を、機械学習・人工知能分野の視点から再考する。社会が期待する成果を得るためには、化学者が現行技術を単に応用するだけでは不十分であり、情報科学としての技術研究が必須である点と、そのチャレンジについて概観・議論したい。
【問い合わせ先】 UDACセミナー事務局 E-mail: udac_seminar@grp.tohoku.ac.jp